- マウスピース矯正(インビザライン)とは
- マウスピース矯正(インビザライン)の治療期間
- マウスピース矯正(インビザライン)のメリット・デメリット
- マウスピース矯正(インビザライン)の種類
- マウスピース矯正(インビザライン)はどこで受けても同じ?
- マウスピース矯正(インビザライン)での治療が難しいと診断された方へ
- まずは矯正相談へ
マウスピース矯正(インビザライン)とは
インビザラインは、マウスピース矯正の一種です。アメリカのアライン・テクノロジー社によって開発され、1,400万人以上の治療実績があります(2023年11月現在)。透明なマウスピース矯正装置のため、矯正中の見た目が気になる方も安心して使用可能です。目立たず、快適で清潔な矯正治療をご希望なら、マウスピース型矯正装置(インビザライン)がおすすめです。当院では、インビザラインをいち早く導入し、長年にわたり多くの患者様の歯並びを整えてきた豊富な経験があります。患者様のご希望や生活スタイルに寄り添った治療提案を心がけており、「治療中でも見た目を気にせず過ごしたい」「人前でも自然な笑顔でいたい」「痛みの少ない方法で矯正したい」「毎日のケアも清潔に保ちたい」とお考えの方に多く選ばれています。見た目のストレスを減らしながら、理想の歯並びを目指したい方は、ぜひ一度当院にご相談ください。丁寧なカウンセリングと的確な治療計画で、安心して治療をスタートしていただけます。
※マウスピース型矯正装置(インビザライン)は完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
マウスピース矯正(インビザライン)の治療期間
矯正治療を始める際、「どれくらいの期間がかかるのか」は多くの方が気にされるポイントです。インビザラインの治療期間は、患者様の歯並びや噛み合わせの状態、治療の目標によって異なりますが、ある程度の目安を知っておくことで安心して治療に臨むことができます。
インビザラインで行う出っ歯の治療期間は?
インビザラインで出っ歯を改善する場合、一般的には2〜3年ほどで治療が完了するケースが多くなっています。特に前歯が大きく前に出ていたり、噛み合わせにズレがある場合は、この程度の期間が必要です。一方で、軽度の出っ歯であれば、1年〜1年半ほどで終えられることもあります。当院では治療前の精密検査とシミュレーションにより、おおよその治療期間をしっかりとお伝えしています。まずはお気軽にご相談ください。
1か月で何ミリ動く?
インビザラインでは、マウスピース1枚で約0.25ミリずつ歯を動かすように設計されています。1枚あたりの使用期間は1〜2週間程度で、1か月あたりに換算すると約0.5〜1ミリの移動が可能です。この緻密なコントロールにより、歯や歯ぐきへの負担を最小限に抑えながら、安全に歯並びを整えていくことができます。マウスピースを計画通りにしっかり装着することが、スムーズな治療の鍵となります。
マウスピース矯正(インビザライン)のメリット・デメリット
マウスピース矯正(インビザライン)は、ワイヤー矯正で感じられていた「見た目の問題」や「食事・歯磨きの不便さ」といった多くの課題を解決してくれる矯正方法です。目立たず快適に、歯並びを整えられるのが大きな魅力です。一方で、自由に取り外せるという特性ゆえに、装着時間を守らなければ治療が進まないという注意点もあります。また、症例によっては、マウスピース矯正(インビザライン)では対応が難しい場合もあります。そのため、インビザラインのメリットだけでなく、デメリットについても正しく理解した上で、矯正専門の歯科医師とよく相談しながら治療法を選ぶことが大切です。
マウスピース矯正(インビザライン)のメリット
見た目を気にせず矯正治療ができる
インビザラインは、透明なマウスピースを使用するため、装着していても周囲に気づかれることがほとんどありません。口元が不自然に膨らむこともなく、笑った時も自然な印象を保つことができます。そのため、接客業や人前に出る職業の方でも安心して使用でき、治療中であることを知られずに生活を送ることが可能です。
違和感が少ない
インビザラインのマウスピースは非常に薄く、滑らかな素材で歯にフィットするよう作られているため、装着時の違和感が少なく快適に過ごせます。金属製の装置のように頬の内側を刺激したり、発音に支障が出たりすることがほとんどなく、快適さが長続きします。
取り外し可能なため、生活が不便にならない
取り外しが可能な点も、インビザラインの大きな魅力です。食事の際にはマウスピースを外せるので、装置に食べ物が詰まる不快感とは無縁です。また、歯磨きも普段通りにできるため、口腔内を清潔に保つことができます。
痛みを感じにくい
インビザラインは、歯を少しずつ動かすように設計されており、過度な力がかかりません。そのため、ワイヤー矯正でよくある「調整後の強い痛み」や、「装置が口内を傷つけるリスク」が大幅に軽減されています。矯正中の痛みが不安な方にも、安心して提案できる治療法です。(※痛みの感じ方には個人差があります。)
むし歯・歯周病のリスクを最小限に抑えることができる
マウスピースは簡単に取り外せるため、ブラッシングの際も歯の隅々までしっかり磨けます。これにより、矯正中でもむし歯や歯周病のリスクを最小限に抑えることができます。
金属を使用しない
金属を一切使用しないため、金属アレルギーがある方でも安心して治療を受けられます。金属による違和感やトラブルを心配する必要がない点も、インビザラインが選ばれる理由の一つです。
通院の手間が少ない
マウスピースを患者様ご自身で交換しながら進めていくスタイルのため、従来の矯正治療よりも通院頻度が少なくて済みます。通院時も長時間の調整が必要なく、装置の破損などによる急な来院もほとんどありません。そのため、忙しい方にも適した矯正方法です。
あらかじめ治療期間がわかる
治療前にシミュレーションソフトを使って、歯がどのように動いていくかを3Dで確認することができます。そのため、治療完了までの見通しが立ちやすく、スケジュール管理がしやすいのも大きなメリットです。
マウスピース矯正(インビザライン)のデメリット
ご自身での管理ができないと正しい位置に歯が動かない
マウスピース矯正(インビザライン)は、「取り外せる」という大きな利点がある一方で、その管理は患者様自身に委ねられます。1日の装着時間が不十分だと、歯が正しく動かず、治療が進まなかったり、後戻りしてしまう可能性があります。そのため、決められた時間をしっかり守るという意識が、成功には欠かせません。
どんな症例にでも対応できるわけではない
インビザラインは多くの症例に対応できるようになってきていますが、すべてのケースに適応できるわけではありません。顎の骨格に大きな問題がある場合や、大きく歯を移動させる必要がある重度の不正咬合では、他の矯正方法が適している場合もあります。そのため、事前の診断によってインビザラインでの治療が可能かどうかを慎重に判断する必要があります。
マウスピース矯正(インビザライン)の種類
マウスピース矯正
(インビザラインエクスプレス)
前歯のわずかな傾きやすき間など、非常に軽度な歯並びの乱れを対象としたプランです。使用するマウスピースは7枚以内と少なく、治療期間もおよそ3カ月〜半年と短めです。目立つ前歯だけを整えたいという方に向いています。
マウスピース矯正
(インビザラインライト)
軽度から中等度の歯並びの改善に対応するプランです。マウスピースは最大14枚で、治療期間は半年〜10カ月程度です。前歯のガタつきや軽度の出っ歯・すきっ歯など、比較的シンプルな症例に適しています。
マウスピース矯正
(インビザラインモデレート)
インビザラインライトでは対応が難しい中等度の症例に対応するプランです。使用できるマウスピースは最大26枚で、治療期間は10カ月〜1年半ほどです。奥歯のかみ合わせや、歯列全体にわたる矯正を希望する方に向いています。
マウスピース矯正
(インビザラインフル)
もっとも多くの症例に対応できる「フルプラン」です。マウスピースの枚数や治療期間に制限がなく、軽度から重度の歯列不正まで幅広く対応可能。抜歯を伴う矯正や、上下のかみ合わせの調整など、複雑なケースにも対応できます。
マウスピース矯正はどこで受けても同じ?
マウスピース矯正の代表格ともいえる「インビザライン」は、世界中で高いシェアを誇り、日本国内でも多くの歯科医院で導入されています。このため、「どこの医院で治療しても同じでは?」と感じる方も少なくないでしょう。しかし実際には、治療結果を左右する最も大きな要素は、治療を行う歯科医師の経験と技術力にあります。インビザラインは、3Dスキャンやシミュレーション技術を活用したフルデジタル方式により、一定水準の治療が提供しやすいシステムです。ですが、初期の治療計画から、その後の微調整、途中で起こる歯の動きの変化に対応するには、歯科医師の臨床判断が必要不可欠です。つまり、同じインビザラインを使用していても、医院ごとの技術差が結果に表れるのは当然のことと言えます。
歯科医師の知識と技術によって治療結果が大きく変わります
日本矯正歯科学会の認定医などの資格を持つ矯正専門歯科医師に相談することをおすすめします
インビザラインは、フルデジタルで矯正計画を立てる先進的なマウスピース矯正システムとして世界中で普及しています。3Dスキャンによる精密な歯列データと、治療のシミュレーションを行う「クリンチェック」によって、どのクリニックでもある程度均一な治療が可能に見えるのが特徴です。しかし、実際の治療は「システム任せ」にはできません。歯の動きは想定通りに進まないことも多く、治療計画の途中で細かな修正が必要になることがあります。このときこそ、歯科医師の矯正に関する知識と技術力が問われます。その際、計画のズレに気づき、適切に修正できるかどうかが矯正の成功に直結します。経験豊富な歯科医師であれば、歯や顎の動きに関する深い理解をもとに、治療の方向性を的確に軌道修正できます。そのため、日本矯正歯科学会の認定医などの資格を持つ矯正専門の歯科医師が在籍している歯科医院に相談することが重要です。
マウスピース矯正(インビザライン)での治療が難しいと診断された方へ
秋山矯正歯科ならハイブリッド矯正のご提案も可能です
院長は、日本矯正歯科学会の認定医の資格を保有しているため、マウスピース矯正(インビザライン)はもちろん、ワイヤー矯正など、正しく歯を動かすための知識・技術を兼ね備えています。当院は、マウスピース矯正が適応できなかった場合でも、マウスピース矯正とワイヤー矯正を併用したハイブリッド矯正治療を行うことが可能です。マウスピース矯正とワイヤー矯正にはそれぞれ得意不得意な歯の動かし方があります。無理にマウスピース矯正だけで治療を行うと治療期間が長くかかったり、歯が余計にガタガタになる可能性が高いです。それぞれの特性を活かしたハイブリッド矯正治療で治療期間を短縮し、効率的に歯並びを改善します。気になる方は、お気軽にご相談ください。
まずは矯正相談へ
マウスピース矯正(インビザライン)を検討している方は、当院へお気軽にお問い合わせください。