他院でマウスピース矯正を断られた方へ

噛み合わせが合わない

インビザラインは、コンピュータによる3Dシミュレーションで動きを設計します。しかし、日々の装着時間が足りなかったり、マウスピースの使用にずれが生じると、計画通りに歯が動かず、最終的に噛み合わせがうまくいかなくなる可能性があります。

歯茎が下がってしまった

マウスピース矯正では、歯に力をかけて移動させるため、まれに歯茎が下がることがあります。特に、マウスピースの順番を自己判断で飛ばして進めてしまうと、無理な力が加わり、歯茎に悪影響を及ぼす恐れがあります。

最初はキレイだったけど歯が後戻りした

きれいに整った歯並びも、保定装置（リテーナー）を使用しないと、元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起こることがあります。矯正後の安定した状態を保つためには、指示通りに保定装置を使い続けることが欠かせません。

マウスピース矯正(インビザライン）の経験豊富な歯科医師を選ぶ

インビザライン矯正は、専用ソフトを使った治療計画の立案や、細かな調整が求められるため、高度な技術と経験が必要です。特に、豊富な症例実績を持ち、しっかりと相談に応じてくれる歯科医師を選ぶことで、安心して治療を進めることができます。「インビザライン・ダイヤモンドプロバイダー」などの資格を持っていることやインビザライン治療において豊富な経験と確かな実績を持つ歯科医師が在籍する医院かどうかを、ひとつの目安にされると良いでしょう。

最初の診断が重要

矯正治療は、長期間にわたる治療です。そのスタート地点である診断が不正確であれば、治療全体に影響を及ぼします。当院では、顔貌、顎の構造、歯の状態を精密に分析し、科学的なデータに基づいて診断を行います。また、他院でご相談をされたことがある方については、その時の話も丁寧にヒアリングし、より納得できる治療計画をご提案しています。

マウスピース矯正以外の矯正装置の対応が可能な歯科医院かどうか確認する

マウスピース矯正(インビザライン)を希望している場合でも幅広い矯正装置を取り扱っている歯科医院での相談をおすすめしています。豊富な選択肢があることで、患者様お一人おひとりのライフスタイルや歯並びに合わせた、最適な治療プランをご提案することが可能になります。また、当院では、マウスピース矯正(インビザライン)単体での治療が難しい症例の場合、ワイヤー矯正を組み合わせるハイブリッド矯正にも対応かのうです。マウスピース矯正(インビザライン)を諦めたくない方は、一度、ご相談ください。

マウスピースの装着時間・装着方法を厳守する

アライナーの効果を最大限に引き出すためには、1日20～22時間の装着が基本のため、自己管理をしっかり行いましょう。また、装着時には「チューイ」と呼ばれるシリコン製の補助具を噛んで、マウスピースをしっかり歯に密着させることも大切です。これを怠ると、見た目には問題なく装着されていても、歯に十分な力がかからず、計画どおりに歯が動かなくなってしまいます。

歯とマウスピースのケアをしっかり行う

インビザラインはマウスピースを外して歯磨きができるため、口腔内を清潔に保ちやすい矯正方法です。ただし、マウスピース自体のお手入れも怠ってはいけません。汚れたまま装着を続けると、むし歯や歯周病の原因になります。毎日のお手入れはもちろん、定期的な洗浄や交換のルールを守りましょう。

保定処置まで完結させる

アライナーによって歯並びが整った後は、「リテーナー（保定装置）」で歯の位置を安定させる保定処置が必要です。このステップを飛ばしてしまうと、歯が元の位置に戻ってしまう「後戻り」が起こりやすくなります。最後まできちんと通院を続け、矯正担当医の指示に従ってください。

違和感を覚えたらすぐに矯正担当医に連絡する

矯正中は、マウスピースの破損やアタッチメントの脱落、痛みなどのトラブルが起こることもあります。気になることがあれば、自己判断せず早めにご連絡ください。放置すると矯正計画に影響するだけでなく、健康被害につながる恐れもあります。